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- 心の時間軸についての随想録
- 物の時間は、時計の針の時間で、過去、現在、未来へと流れます。それに対して、「過去が現在を支配し、過去が未来を作っている」、これが心の時間軸です。
私たちは膨大な過去を持っています。そして、過去で得た知識や経験で、現在を生きています。現在といっても過去です。
一方、「未来に絶望している」という人がいます。しかし、未来を見た人は誰もいません。過去から想像しているに過ぎません。過去が暗くて希望がないのなら、未来も暗くて希望がないのは当たり前です。未来に絶望しているのではないのです。過去から想像した未来に絶望しているのです。未来もまた過去なのです。
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- さらに、性格は過去です。人間は生まれた時は白紙です。性格は、主に小さい時の親との関係で作られます。充実感が高い時には長所が出るので良いのですが、低下した時には、短所(自滅のシナリオ)がでます。客観性を失い、自滅のシナリオに振り回され、過去そのものになります。現在と言っても過去を生きているのです。それを、知らなければ無用な苦しみに陥ります。
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- では、どうすれば、性格から自由になれるのでしょう。どうすれば過去から開放されるのでしょう。 どんなに考えても、考えることは、過去の性格の自分が考えているのでやはり過去の性格です。過去の性格からは出られません。
- 過去の支配から現在を奪還するためには、ゼロ体験が必要です。頭をカラッポにすることです。その素晴らしい方法が丹田呼吸法です。ただ、過去は性格という形で自分を縛っています。縛りのままで丹田呼吸法をしても、切り捨てを強化するだけで逆効果です。性格分析でその縛りを明らかにしながら、丹田呼吸法をします。
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